こんにちは。
おむすびキッチンの瀧です。
最近の栄養相談業務で、とても嬉しいことが
あったので共有させていただきます。
「実家の父が数年前間から糖尿病を患っていて、
最近腎臓の機能も落ちているらしく、母が食事の
管理をしていますが、あまり自覚をしてくれていない
ようで心配なのです。」
本人の栄養相談ではなく、介護をしている親御様の
相談でもなく、離れて暮らす実家の現役世代の父親
を心配した、若いお嬢様の栄養相談は初めてでした!
お父様は昔ながらの食習慣を変えることに抵抗があり、
お母様もいろいろと日々の食事管理に気を使われて
いるご様子で、娘としてどうサポートすれば良いか悩ん
でいる、とのこと。
お父様にはすでに主治医がおられて、病院には栄養士
もいるので具体的な栄養指導に関しては、その病院の
指示に従っていただくことが原則ということをまずお伝え。
それから、お示しいただいた血液検査のデータから、今の
お身体の現状を詳しく説明し、糖尿病と、その合併症
の説明をさせていただきました。
お父様のこれまでの食生活や嗜好もお伺いし、血糖値
のコントロールや減塩方法を、無理なく、かつ「美味しい」
と感じてもらえるような献立のコツや、外食時の選び方を
具体的にお伝えしました。
娘さんが望んだのは、厳しい食事制限ではありません。
「父が美味しく、楽しく食べ続けられること」でした。
この娘さんの愛情と行動力に、とても胸を打たれました。
相談後、嬉しいご連絡もいただきました。
「疾患がある中での食事制限に関しては私自身も知識が
浅く、不安もありましたが、今回ご相談に乗っていた
だいて少し気持ちが軽くなったように感じました✨
まずは出来ることから習慣づけてもらえるように、
私もしっかり父に話していこうと思います!🙏
また機会がありましたら、頼らせていただくかと思います。
その際はどうぞよろしくお願いいたします!🙇♀️」
離れていても、専門家のサポートを通じて、お父様の健康
をしっかりと支えることができる。
これはまさしく、現代の新しい形の親孝行かもしれません。
ご家族の愛情は、何よりの良薬です。
これからも、皆様の「美味しい」と「健康」を両立できるよう、
心を込めてサポートさせていただきます。