夏の食材なぞなぞ10

【答え】

五が八つ

ご、がヤッつ

→ゴーヤが正解です!

英名: Bitter melon, Bitter gourd, Balsam pear

和名: ツルレイシ(蔓茘枝)

一般的には「ニガウリ」という呼び名が定着していますが、植物学上の標準和名は「ツルレイシ」です。

また、沖縄県での呼び方である「ゴーヤ」(またはゴーヤー)も全国的に広く使われています。

ムシムシと蒸し暑い日本の本格的な夏が到来です。

今年は酷暑になるとか。皆様、健康に気をつけて過ごしていきましょうね。

水分補給はしっかり、「のどが渇く前に飲む」がポイントです。

水分補給はお茶やお水を飲むだけでなく、普段の食事も水分補給になっていますので、お食事も大切にしてください。

今が旬の夏野菜には水分が豊富に含まれていますが、今回ご紹介するにがうりも水分が94%以上とたっぷり!

独特の苦味成分には食欲をそそる働きがあり、暑さでバテ気味な身体に、みずみずしい潤いと元気をチャージしてくれます。

にがうり可食部100g当たりの食品成分表

にがうり/果実/生
エネルギー
kcal
水分
たんぱく質
脂質
炭水化物
食物繊維
食塩相当量
1594.40.70.11.62.60

食品標準成分表2025(八訂)2023年増補

にがうりの栄養成分について

にがうりの最大の特徴は、なんといっても豊富なビタミンC! 

加熱しても壊れにくい特性があり、紫外線で発生する活性酸素を抑制して、疲労回復や日焼け対策を強力にサポートしてくれます。

これからの強い日差しを受ける季節には積極的に食べたい食材ですね!

また、あの独特な苦味の正体である「モモルデシン」という成分には、胃腸の粘膜を保護して食欲を増進させる効果があります。夏バテ予防の強い味方です!

そして、カリウムも多く含みます。代表的な作用は、利尿作用。夏は身体がむくみやすく、だるさも貯まりがち。

そんな時に余分な水分や塩分を体外に排出をしてくれる重要な働きがあります。

にがうりの選び方

・表面にツヤがあり、緑色が濃い

・イボが潰れず、細かく密集して硬く尖っている

にがうりの保存方法

・縦半分に切り、傷みやすい「種とワタ」をスプーンできれいに取り除く

・水気を拭いてラップでぴっちり包み、冷蔵庫の野菜室で保存する

にがうりと食べ合わせの良い食材

代表格の「ゴーヤチャンプルー」は、栄養面でも理にかなった最高の組み合わせ。

豚肉や豆腐に含まれる「ビタミンB1」や「タンパク質」が、にがうりのビタミンCと合わさることで、スタミナ増強や夏バテ解消に抜群の効果を発揮します。

また、油で炒めることで、β-カロテンの吸収率がさらにアップするのもポイントです。

鰹節をたっぷり振れば、旨味が加わって苦味もマイルドに美味しく食べられますよ。

「緑色」ではなく、完熟すると「黄色」に⁉

普段私たちがお店で見かけるにがうりは、実はまだ若く「未熟」な状態のものです。

そのまま収穫せずに育てて完熟させると、果皮は鮮やかな「黄色〜橙色」へと変化します。

真っ赤な種を見たことがある方は、その時の衝撃は覚えているのではないでしょうか。

さらに熟すと果実が自然とパカッと割れ、中から「真っ赤なゼリー状の膜」に包まれた種が顔をのぞかせます。

この黄色い果肉と赤い種のまわりは、緑色のときのような苦味がすっかり抜け、まるでフルーツのようにとても甘くなります。

江戸時代に中国から伝わった当時は、この完熟した甘い部分をデザート(果物)として食べることもあったとか。

にがうりは、実は化ける野菜なんですね!

おすすめレシピ

①ゴーヤの肉詰め

②ゴーヤのツナのマヨ醤油あえ

③ゴーヤのピクルス

【レシピ】の【夏レシピ】をご覧ください😊

参考文献・サイト

 『大和本草』(たいわほんぞう)/貝原 益軒(かいばら えきけん)

 『本草綱目啓蒙』(ほんぞうこうもくけいもう)/小野 蘭山(おの らんざん)

 『農業全書』(のうぎょうぜんしょ)/宮崎 安貞(みやざき やすさだ)

コラム担当:金原

レシピ担当①~③:金原