夏の食材なぞなぞ6

【答え】

「うね」を、メガネをかけて読む

→メガネは、メ、が、ネ

→メの文字がウになっている

→「うね」は「うめ」

→答えは梅です!

英名: Japanese apricot(または Plum)  

和名・別名: 梅(うめ)、好文木(こうぶんぼく)、春告草(はるつげぐさ)

梅は、春の訪れを告げる花として古くから日本人に愛されていますが、実はその果実も「三毒を断つ」と言われるほど栄養価が高く、古来より健康食材として重宝されてきました。

生で食べることはできませんが、梅干しや梅酒、梅シロップなど、様々な形で私たちの食卓を彩り、健康を支えてくれる万能果実です!

【南高梅(なんこううめ)】

 日本を代表する最高級品種。皮が薄く果肉が柔らかい。梅干しや梅酒に最適。

【小梅(こうめ)】

 「甲州小梅」などに代表される、小粒の品種。カリカリ梅や、お弁当の定番に。

【古城(ごじろう)】

 「青いダイヤ」とも呼ばれる美しい青梅。

実が硬くエキスが出やすいため、梅酒や梅シロップ向き。

梅の可食部100g当たりの食品成分表

梅/果実/生
エネルギー
kcal
水分
たんぱく質
脂質
炭水化物
食物繊維
食塩相当量
3688.50.70.69.42.50

食品標準成分表2025(八訂)2023年増補

梅の栄養成分について  

梅の最大の特徴は酸っぱさの元である「クエン酸」。  

疲労回復を助け、エネルギー代謝を活発にするため、夏の疲れやシニア世代のフレイル予防にもぴったり! 

また、カルシウムや鉄分などのミネラルの吸収を助ける「キレート作用」もあり、強い殺菌力で食中毒予防にも役立つ、まさに日本のスーパーフードです。

梅の選び方  (※用途によって選び方が変わります)

 ・梅酒・梅シロップ用:実が硬く、傷や斑点がない、鮮やかな緑色の「青梅」を。 ・梅干し・ジャム用:黄色く色づき、甘い香りが漂う「完熟梅」を。

・全体として、粒がふっくらとしていて重みがあり、表面に張りのあるものが良品。

梅の保存方法  

・青梅の場合

乾燥を防ぐためポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。なるべく早く加工するのが鉄則です。 

・完熟梅の場合

黄色く熟れ、甘い香りがしてきたら傷むのが早いため、その日のうちに下処理をして漬け込むか加工しましょう。 

・冷凍の場合

水洗いしてヘタを取り、水気をしっかり拭き取ってから保存袋に入れて冷凍。 

※凍らせることで繊維が壊れ、梅酒や梅シロップを作る際にエキスが早く抽出できるという裏技になります!

梅の調理のポイント

★下処理・使い方のポイント  

青梅は絶対に「生食NG」です!(未熟な種や果肉に微量の毒素が含まれるため) 必ず水でよく洗い、竹串などでヘタ(ホシ)を丁寧に取り除くのが、エグみ

を出さず美味しく仕上がるコツです。 

おなじみの「梅干し」は、刻んでご飯に混ぜておむすびにしたり、お肉や魚の煮物の風味付け(臭み消しや柔らかくする効果)に使ったりと、調味料としても大活躍!

種も一緒に煮込むと旨味が増しますよ。

実は「中国語のなまり」から生まれた名前!?

 「うめ」という名前は日本古来の言葉ではなく、中国語の「メイ」や「ウーメイ(烏梅)」という発音がなまって定着したと言われています。 

江戸時代に日本に来た医師シーボルトが学名をつけた際も、当時の日本人が「ムメ」と発音していたことから「Prunus mume(プルヌス・ムメ)」となりました。

海を渡って伝わってきた歴史がそのまま世界共通の名前に刻まれていたんです!

「梅はその日の難逃れ」の誕生秘話!?

昔から「梅はその日の難逃れ」「梅は三毒(食の毒・血の毒・水の毒)を断つ」ということわざがあります。 

梅の強い殺菌力や、血液をサラサラにするクエン酸の効果を、昔の人は経験からしっかりと知っていたのです。

日の丸弁当の真ん中に梅干しをポンと置くのも、お弁当が傷むのを防ぐための、命を守る素晴らしい先人の知恵だったのですね!

おすすめレシピ

丸ごとレタスと豚バラのスタミナ梅スープ

【レシピ】→【スイッチレシピまるごと編】をご覧下さい😍

参考・引用文献  

「春・夏の旬果物 梅」 JAグループ

「梅の効用」 独立行政法人農畜産業振興機構(ALIC)

「aff(あふ) 特集:梅」農林水産省

・食品成分データベース 文部科学省 


コラム担当:

レシピ担当: