【答え】
NEW+小さい「が」→NEW・小・が→新・しょう・が
今回は「新しょうが」のご紹介です!
こちらは採れたての新生姜です。
こちらは、ひねしょうが
こちらは、葉しょうが
ひねしょうがは、根しょうがともいい、はじめに植え付ける
しょうがで、そこから育って新しく出てきたのが新しょうがです。
新しょうがは、夏から秋にかけて出回ります。
瑞々しく辛みも弱く、生食や甘酢漬けなどで楽しめます。
ひねしょうがは、水分が抜けているため、辛みも薬効成分も
多くなります。生で薬味として、炒め物の香り付けなどと、
幅広く料理に使えるのは大きな魅力ですね。
■葉しょうが/しょうが/新しょうが/しょうが(チューブ)
可食部100g当たりの食品成分表
■しょうがの栄養価
ビタミンやミネラルはごく少量含むだけなので、栄養価は
期待ができませんが、薬効成分が多い食材です。
特有の爽やかな辛みはジンゲロールという薬効成分。
生のしょうがに含まれるジンゲロールは、乾燥や加熱に
より、ショウガオールに変化します。
いずれも、血行促進作用があり、冷え性改善、代謝
向上などの効果があります。
また体温を上昇させる働きがあるため、免疫力アップ
にも繋がります。殺菌力も高い食材です。
香り成分のジンギベレンには、胃腸の機能を高める
作用があるとされ、漢方では下痢止めや解毒剤と
しても使われます。独特の香りは胃液の分泌を促し
食欲もアップしてくれます。
■美味しいしょうが(ひねしょうが)の選び方と保存方法
★選び方
・実が固くしまっている
・全体がふっくらしていて、丸みがある
・表面が乾きすぎていない
・筋が等間隔にある
★保存方法
・乾燥すると繊維が固くなるので濡らした新聞紙に
包んで野菜室で保存
・すりおろして冷凍すると長期保存が可能
■しょうがを美味しく調理するコツ
・皮の周りに有効成分があるためむきすぎない
・繊維にそって切ると薄くきれいに切れる
・おろししょうがは包丁でたたくと口当たりがよくなる
■ジンゲロールとショウガオール
加熱したり、乾燥させたしょうがに含まれるショウガ
オール胃腸を刺激するので、内臓の動きが活発に
なります。
生のしょうがを食べると、身体の末梢から温まり、
加熱や乾燥をしたしょうがを食べると、身体の中心
からぽかぽか温まります。
冷え性の改善には、加熱や乾燥したしょうががより
効果的と考えられます。
ただし、刺激が強いので、食べ過ぎにはくれぐれも
ご注意ください。
■おすすめレシピ
🍙原田さんちの新しょうがの佃煮🍙
【サービス内容】の【レシピ作成】をご覧ください😊
■参考文献・サイト
『からだのための食材大全』 NHK出版
『旬の野菜の栄養事典』 エクスナレッジ
『からだにおいしい野菜の便利帳』高橋書店
・食品成分データベース 文部科学省
コラム担当:瀧
レシピ担当:原田