【答え】
「長ねぎ(根深ねぎ)」が正解です♬
英名:Welsh onion 和名・別名:長葱
名脇役の野菜の一つ、ねぎ。
いつもの料理にトッピングしたり、混ぜ込むだけで、味が引き締まったり、風味が増しますよね。
関東地方より東の地域では、白くて、長くて、太くて、寒さに強い「根深ネギ」が多く消費され、関西より西の地域では、緑の葉で、細くて、暑さに強い「葉ねぎ」が多く消費されています。
料理のトッピングで、東か西か、地域がわかりますね。
■根深ねぎ可食部100g当たりの食品成分表
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩 相当量 | |
kcal | g | g | g | g | |
根深ねぎ/茎/軟白/生 | 222 | 21.4 | 17.6 | 0.3 | 0.1 |
日本食品標準成分表(八訂)2023年増補
■長ねぎの栄養成分について
古くから薬効成分のある野菜として知られ、殺菌効果もある薬味として、また魚や肉の「におい消し」としても重宝されている野菜です。
「白い部分」には、ビタミンCや、血行をよくする香り成分の硫化アリルが多く含まれます。
「緑の部分」には、βーカロテンやカルシウムが豊富に含まれています。また、活性酵素や発ガン物質の抑制効が期待されるセレンが多くく含まれているので、捨ててしまうのはもったいない!
薄く小口切りや、斜め切りにして、汁物や炒め物に入れて、美味しくいただきましょう。
■新鮮な長ねぎの選び方
・白と緑の境目がしっかりしている
・弾力がある
・巻きがしっかりとしている
・太さが均一
■長ねぎの上手な保存方法
・新聞紙などで包み冷暗所で保存を
・泥付きは、日陰の土に埋めておくと長持ち!
・できるならば、立てて保存!!!
■「白い部分」は、茎ではない!?
「白い部分」は、緑の部分が「葉」で、「茎」のように思われがち。
実は、緑の部分と同じ、「葉」になります。「茎」は根の方の、ごく短い部分だけなのです。
地面に埋もれていたので、日光に当たることができず、白い状態のままで生育したというわけなのです。
また、ねぎのつぼみを「ねぎぼうず」と呼びます。
昔から厄除けの象徴にもなっているようです。花が咲く前に摘み取って、天ぷらなどにして美味しく
たべることができますよ♪
■参考文献・サイト
『からだのための食材大全』 NHK出版
『色の野菜の栄養事典』 株式会社エクスナレッジ
・食品成分データベース 文部科学省
担当:瀧